マンション売却のタイミングとコツは内覧にあった

現在お住まいのマンションを高く売却したいとお考えの方はいらっしゃいませんか?
マンションを高く売却するコツは内覧にあります。
そのためには、内覧でマンションを購入されている検討者から高い評価を得る必要があります。
内覧前・内覧当日・内覧後、全てにおいて戦略を立てて実行すれば、高く売却できます。
今回は内覧の側面から、マンションを高く売却するコツについてご説明します。

□マンション売却のタイミング
はじめに、マンション売却のタイミング、及び内覧の適切な時期について、ご説明します。
先に結論を申し上げると、マンション売却のタイミング・内覧どちらにも、適切な時期はありません。
なぜならどの季節にも、マンションの売却を検討されている方が多いからです。
確かに、3月などの人の移動が激しくなる時期に繁忙期があります。
しかし、極端な閑散期が無いため、特定の月が高く売却できる、といったことはありません。
また、内覧の申し込みがくるタイミングは、ピンキリです。
不動産会社と契約締結後、数日後に連絡があるときから、2ヶ月以上連絡がない場合もあります。

では、不動産会社と契約後、高く売却できる期間はいつまでなのでしょうか?
マンション売却は、売りに出してから3ヶ月が勝負です。
なぜなら、不動産会社とは「媒介契約」という、3ヶ月更新の契約を締結する場合が多いからです。
また、他にもマンションを売却に出される方が多くいるからです。
マンション売却に限らず、長い間売れ残っている商品には、悪い印象が付いてしまいます。
売れ残っている物件には何らかの理由があると、マンション購入を考えている人は考えます。

マンションを売りに出して3ヶ月で売却するためには、内覧が重要だとお伝えしました。
では、その内覧について気をつけるべきことは何でしょうか。
マンションを高く売却するためには、内覧者から高い評価を得る必要があります。
そのためには、事前の準備を万全にして、内覧に臨む必要があります。
ここでは、内覧前の準備・内覧当日・内覧後に分けて説明します。

□内覧前の準備
内覧を成功させるために、掃除は欠かせません。
しかし、掃除以外にもやるべきことがあります。

*物を減らす
内覧で物を減らすメリットは、二つあります。
一つは内覧者が、家を広く感じられることです。
もう一つは生活感が消えることです。
生活感がなくなり、家を広く感じることができると、内覧者は生活のイメージをしやすくなります。
特に重視して、物を減らすべき場所は三つあります。
リビング・玄関から廊下・ベランダです。
リビングは、最も重視される場所です。
新聞や雑誌はもちろん、ソファや観葉植物などの家具も減らことで、生活感がなくなり、広く感じます。
玄関は、内覧者が家に入って、最初に目にする場所です。
人間は、第一印象で物事の大半を決めると言われています。
玄関の靴は全て片付け、廊下には物がない状態にしておき、スッキリさせましょう。
また、忘れられがちですが、内覧ではベランダも見られます。
使用していない植木鉢などは撤去しましょう。
内覧を機に、不要な物の処分を一緒に行うのもおすすめです。

*掃除と補修交換を行う
掃除は徹底して行いましょう。
特に、キッチン・トイレ・浴室の水回りは、重点的に行いましょう。
なかなか落ちない頑固な汚れは、クリーニング業者に依頼しましょう。

*スケジュール調整は内覧者の融通を効かせる
内覧者にとって、あなたの家は、いくつかある候補の一つに過ぎません。
同時に数件のマンションを検討していることは、よくあります。
内覧者の希望スケジュールに融通を効かせることで、内覧者に好印象を抱いてもらえます。
また事前に、家の図面や周辺の地図を用意しておくことも、評価を上げるポイントです。

□内覧当日
*空気の入れ替え
内覧者が来る前に、窓を開けて換気をしましょう。
長年住んでいると、家の匂いに鈍感になります。
しかし、初めて訪れる内覧者には、違和感を覚えられる恐れがあるので、換気は大切です。
ペットを飼われているなら、内覧の間だけは外へ連れて行くか、親族に預かってもらいましょう。
また、玄関におしゃれな芳香剤を置いておくのもおすすめです。

*電気は全部つける
明るいイメージの方が、清潔感があり、内覧者に好印象を与えます。
同じく、カーテンも開けておきましょう。
切れかけている電球は、事前に交換しましょう。

*スリッパ
見落としがちですが、スリッパは、意外なポイントです。
内覧者が自宅では、スリッパを履く習慣があるかもしれないので、忘れずに用意しましょう。

*全ての部屋、収納を見せる
内覧者には全ての部屋と収納を見せましょう。
収納品で見られたくないものは、トランクルームを借りて、移動させましょう。
*売却する理由はポジティブに伝える
内覧者から、マンションを売却する理由を聞かれる場合があります。
「家が手狭になった」といったネガティブな理由は、内覧の雰囲気が気まずくなる恐れがあります。
「ライフスタイルを変えるため」など、ポジティブな表現で説明しましょう。

*部屋の図面にはない情報を伝える
実際に住んでみないと分からない情報を、内覧者に伝えることはとても大切です。
陽あたり・ご近所の雰囲気・買い物する場所など、ここでも内覧者にアピールしましょう。

□内覧後
*ダメならその理由もきく
内覧者が購入に至らなかった場合は、次回の内覧に生かすためにも、購入しなかった理由を聞きましょう。

□まとめ
マンションを売却するための、タイミングとコツをお伝えしました。
高く売るためには、内覧で内覧者からいい評価を得ることが必須です。
事前準備をして、内覧当日は部屋を最高の状態にして、内覧者を迎え入れましょう。