マンションのローンが残っている場合、売却はできるの！？
「マンションを売却したいが、住宅ローンが残っている。」
「住宅ローンが残っていた場合、マンションを売却できるかわからない。」
このような疑問をお持ちではないでしょうか。
マンションなどの不動産を購入する際は、長期の住宅ローンを組まれる方がほとんどです。
しかし、まだ住宅ローンの返済が終わっていないが売却しなければならない場合、住宅ローンが残っていても売れるのか心配になりますよね。
実のところ、住宅ローンが残っていても、マンションの売却は可能です。
しかし、残っている住宅ローンをすべて返済し、抵当権を抹消する必要があります。
今回は、住宅ローンが残っている状態でマンションを売却するときの、住宅ローンの返済の仕方についてご紹介します。
●自己資金で住宅ローンを返済する
住宅ローンが残っていて金融機関の抵当権が設定されたままでは、マンション売却はできません。売却前に、自己資金で住宅ローンを返済し抵当権を解除できれば、問題がありません。
しかし、住宅ローン残高が高額な場合、自己資金では賄えない、という方が多いのではないでしょうか。この場合は、以下の返済方法を考えましょう。
●売却で得た代金でローンを返済する
住宅ローンが残っていても、売却を行ったマンションの代金を住宅ローン返済にあてることが可能です。
住宅ローン残高より、多くの代金を得ることが可能であれば問題ありません。
売却金額で住宅ローンが返済できたら、マンションを引き渡せます。
●住み替えローンを利用する
売却時に残ってしまった住宅ローンを、新居購入時のローンとして組み込むことが可能です。
住宅ローンが残っている場合でも、売却手続きと同時に新居の購入手続きを行っていれば、住み替えローンを利用できます。
しかし、組み込める住宅ローンには上限があり、また金融機関とのスケジュール調整が非常に難しいと考えられます。
●任意売却を行う
どうしても住宅ローンが返済できなくなってしまう場合があります。
このようなときには任意売却があります。
任意売却とは、金融機関の合意を得ることで、住宅ローン残高を下回る価格での売却を行うことです。
〇最後に
今回は、住宅ローンが残っている際の、マンション売却についてご説明しました。
マンションを売却するときは、住宅ローンを返済しなければなりません。
住宅ローンの返済が終わっていない場合は、事前に自己資金で返済が可能か、売却金額がいくら位になるか査定を依頼するなど、あらかじめ対策を行いましょう。