マンションの売却にかかる諸経費の内訳はどうなっているの?

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マンションを売却したい方の中で、「マンションを売りたいけど、どれくらいのお金がいるの」とお悩みの方は多いと思います。

マンションを売却する際の諸経費は意外なところでかかったり、逆に戻ってきたりする場合もあるので、しっかりと把握しておきたいものです。

この記事では、マンションを売却する際の諸経費の内訳についてご説明いたします。

□ 不動産の仲介手数料

仲介手数料は売却が決まった際に、仲介契約をしている業者に支払うお金のことです。
法律では「(売却価格×3%+6万円)×消費税」が上限に定められています。

仲介手数料は業者ごとに違うので、仲介手数料を安く抑えたい場合は、半額や無料にしている業者を選ぶのが良いでしょう。

□印紙税

印紙税は売買契約が結ばれた時に国に納める税金のことです。

金額一覧
・500万円以下の場合に1,000円。
・500万円以上1,000万円以下の場合に5,000円。
・1,000万円以上5,000万円以下の場合に10,000円。
・5,000万円以上1億円以下の場合に30,000円。

※平成26年4月1日から平成32年3月31日までに作成される不動産の譲渡に関する契約書と建築請負に関する契約書については税額が減税されます。
上記の金額一覧は減税処置を受けた金額紹介となります。

□抵当権抹消にかかる費用

これは購入の際に金融機関で住宅ローンを組んでいる場合にかかる費用です。
金融機関は契約の際にあなたの家を担保にして競売にかける権利を持っているので、その権利を抹消しなければなりません。

司法書士に依頼するのが一般的なので、司法書士に10,000円ほどと、登録免許税として1,000円を支払う必要があります。

□譲渡所得税

マンションを売って利益になった場合には譲渡所得税がかかります。

住んでいる期間が5年以下の場合は、譲渡所得の15%+住民税率5%。
住んでいる期間が5年以上の場合は、譲渡所得の30%+住民税率9%を納めなければなりません。

□繰上げ返済手数料

住宅ローンを利用している場合にローンが残っていると、残りの金額を繰り上げて支払わなければなりません。
その際の手数料を繰上げ返済手数料と言います。

繰上げ返済手数料は銀行によって異なりますが、5,000円から30,000円と考えれば良いでしょう。

□戻ってくるお金

逆にマンションを売ることによって戻ってくるお金があります。
マンションの管理費や固定資産税、都市計画税は月や年単位で前払いしているので戻ってきます。

そのほかにも、住宅ローンの保証料や火災保険料も返戻金が出るのを覚えておくと良いでしょう。

□まとめ

この記事ではマンションを売却する際の諸費用の内訳についてご説明いたしました。
このようにマンションを売却する際には様々な費用がかかり、中には戻ってくるお金もあります。

また、売却する部屋やローンを組んだ際の金融機関、そして不動産業者によってもかかる費用は異なるので、一度しっかり確認してみると良いでしょう。