マンションを売却したい!専任媒介契約と一般媒介契約の違いって?

媒介契約書

マンションの売却にあたって、仲介業者と契約を結ぼうとお考えの方も多いのではないでしょうか。
また、契約の方法には専任媒介契約と一般媒介契約があって、分かりにくいとお思いではありませんか。

この記事ではそんなあなたに専任媒介契約と一般媒介契約の違いと、それぞれのメリット・デメリットについてご説明いたします。

□専任媒介契約と一般媒介契約の違いって?

専任媒介契約は1つの業者としか契約を結べない契約の方法です。
一方で、一般媒介契約は複数の業者と契約を結ぶことができます。

ここで違いを一つずつ挙げていきます。

*他業者への紹介依頼

専任媒介契約ではしてはいけませんが、一般媒介契約では容認されています。

*レインズへの登録

レインズとは不動産会社間で情報を交換するネットワークシステムのことです。
専任媒介契約の場合、業者は7日以内にレインズに登録しなければなりませんが、一般媒介契約の場合はレインズの登録が任意となっています。

業者がレインズに登録していると、その業者が窓口になっていろんな情報を共有してくれるので便利です。

*販売状況の報告

専任媒介契約の場合は隔週で行う必要があり、一般媒介契約では任意となっています。

□それぞれのメリットとデメリットは?

では、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

*専任媒介契約のメリット

専任媒介契約では業者が1つなので業者側のリスクが少なく、広告費を多く出してくれます。
また1つの業者が窓口となって情報をくれるので、連絡が楽になります。

すぐに物件を売りたい場合や売り出しにくい物件を売り出す場合は専任媒介契約がオススメです。

*専任媒介契約のデメリット

他社で成約するリスクがないことを逆手にとって、物件を囲い込む業者がいる危険性があります。
また、契約した業者以外の業者との媒介で部屋が売れた場合には、違約金を払わなければなりません。

*一般媒介契約のメリット

業者を明示すればいくつの業者とも契約を結ぶことができ、業者同士が対抗してくれます。
また多くの業者を媒介できるので手広く売り出せます。

売り出しやすい物件や、すぐに売れなくても良い物件を売る場合は一般媒介契約がオススメです。

*一般媒介契約のデメリット

業者のリスクが高いので積極的に広告費などをかけにくく、複数の業者と連絡をとる必要があるため連絡が大変な点が挙げられます。

□まとめ

この記事では一般媒介契約と専任媒介契約の違いと、それぞれのメリット・デメリットについてご説明いたしました。

どちらか一方が常にオススメというわけではなく、メリットとデメリットがあるので、自分の部屋の売り出しやすさや売りたいタイミングによって、どちらの契約にするか考えると良いかもしれません。