江戸川区の交通利便性は良くなった!行政が提示した解決策とは

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落ち着いた街や不思議な街が集う江戸川区。
その都会すぎず田舎すぎない街は、落ち着いて住むには良い場所ですね。
しかし、昔から言われてきたのは交通の利便性が良くないということでした。

「乗り継ぎが多い!」「主要な駅まで40分もかかる!」
何が良くなかったのか、そして行政が一生懸命取り組んできて改善された点を今回まとめてみました。

□江戸川区の困った電車事情
江戸川区には駅数が少ないわけではないのですが、全ての電車が東西に走っていることが交通の利便性が悪かった原因でした。
江戸川区は南北に長い地形ですが、北から順に京成本線、JR総武線、都営新宿線、東京メトロ東西線、JR京葉線と全て東西に走っています。

能町みね子さんというイラストレーターさんが、「こんな地下鉄があったらいいのに!!」という妄想を連載した『夢の地下鉄21号線』という記事では、総武線の新小岩から環七通りに入って葛西・堀江団地・葛西臨海公園をつなぐような南北の鉄道が提案されていました。

※あくまで願望で、行政の取り組みではありません!
それほど、江戸川区の人にとって、南北の交通ルートは喉から手が出るほど欲しいものなのです。

□行政の取り組み:電車ではなく、シャトルバスに!
平成21年〜22年の間に、行政は亀有駅から浦安市ディズニーリゾートまでを南北につなぐ急行バス「シャトルセブン」をテスト運用し、現在は京成バスに委託して運行を続けています。
この実現のおかげで、一旦駅の外に出なくてはならない不便さは伴ったものの、南北への移動が可能になり江戸川区の交通は一気に便利になりました。

□最新の取り組み:メトロセブン実現に向けて
メトロセブンとは、東京23区の外側をぐるっと一周つなぐ環状線です。
まだ実現されていませんが、平成8年から実現に向けての取り組みがずっと進んでいます。
平成27年には、国土交通大臣と東京都知事に要望書を提出、昨年平成29年にはメトロセブン促進協議会総会が行われ、いよいよ実現が近づいてきていると言えるでしょう。

メトロセブンが実現すれば、東京23区最東端の江戸川区の南北に鉄道が開通することとなり、さらには葛飾区、足立区、また赤羽にも一本でアクセスできるようになります。
江戸川区の交通の不便さは、大きく解消されるでしょう。

□まとめ:江戸川区の交通は便利になりました
行政の取り組みによって、江戸川区の交通網は大きく改善されました。
これはきっと、住民の声を拾った政治や、住民を思う市民運動が活発に行われたからでしょう。
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