マンションの売却はいつがいい?知っておきたいベストタイミング!

マンション売却のタイミング

「マンションを売るのはいつがいいの?」
よく聞く言葉ですが、一概にいつがいいとは言えません。
なぜかというと、何をもって判断するかが変わってくるからです。
今回は、様々な視点から考えるマンションの売却におけるベストタイミングについてご紹介します。

・価格から判断するベストタイミング
当たり前のことですが、マンションや土地の価格には波があります。
景気が良い時は価格が高く、景気が悪い時は価格が下がります。

例えば、2008年にはリーマンショックが起こり、マンションや土地の価格は大幅に下落しました。
しかし、2013年以降は順調に市場が回復し、マンション価格、土地価格ともに上昇しています。
世間的には、2020年の東京オリンピックまでこのまま市場が活発になっていくのではないかと言われています。

この世間の声を信用すると、価格から判断する場合は東京オリンピック直前までが売り時だと考えられます。

ただ、本当にこの話が信用できるかどうかは怪しいところです。
2008年のリーマンショックのような大暴落が突然起こる可能性も十分にあるのです。
こういった不安も考慮すると、売るなら今という考えをすることもできるのです。

つまり、価格から判断するベストタイミングは「東京オリンピックまでの間で、自分が良いと思ったとき」ということになります。

・修繕履歴から判断するベストタイミング
住居は住んでいるうちに必ず経年劣化してきます。
それは、戸建でもマンションでも変わりません。
そのため、中古のマンションを購入しようとする人は必ず「履歴情報」を参考にします。

履歴情報とは、主に修繕履歴のことを言います。
全国宅地建物取引業協会連合が過去に「中古住宅購入時に必要と思うこと」というアンケートを行いました。
その結果、買主が最も気にすることは履歴情報だったという統計が出ました。

世間の人は、安さよりも修繕履歴を気にしているのです。
一般的に築年数が古いと、物件は売れにくいと言われています。
目安として築15年以上は売れにくいと言われているそうです。

しかし、必要な修繕を行って、それを買主へしっかりと説明さえすれば売れ残るということはあまりありません。
つまり、修繕履歴から判断するベストタイミングは「履歴情報を残した後」ということになります。

今回は、マンションの売却におけるベストタイミングについてご紹介しました。
冒頭でも述べたように、マンションの売却は一概にいつがいいとは言えません。
まずは、自分が何をもって判断するかの軸をしっかりと定めましょう。