マンションのローンが残っている状況での売却について
住居の購入は人生の一大イベントと言われるだけあって、やはり高額ですよね。
多くの方が住宅ローンを利用したのではないでしょうか。
住宅ローンの返済期間は長めに設定する方がほとんどです。
その中で、転勤などにより住宅ローンが残っているマンションを売らなければならなくなったという方もいます。
「住宅ローンが残っているのに売れるの？」と、考える方もいらっしゃるかもしれませんが、結論から言うと売れます。
今回は、マンションの住宅ローンが残っている状況での売却についてご紹介します。
・マンションの売却代金でローンを返済する！
売却代金がローンの残りの金額を上回っている場合、買主から得たお金をローンの返済に充てて完済する方法です。
ローンの残りを払い終えても売却代金の余りがある場合、次の家の購入代金や諸費用を払うことができます。
そのため、少しでも高く売れるようにしましょう。
・マンションの売却代金ではローンの完済ができない時！
この場合、不足分を貯金などの自己資金で支払うという方法があります。
抵当権が設定されている場合、物件を売ることはできないため、何としてもローンを返さなければなりません。
自己資金でも払うことができないという方は別の手段を取ることになります。
それは、住み替えローンという方法です。
住み替えローンとは、現在住んでいるマンションを売却して次に住む住宅を購入する場合に利用できるローンを指します。
新居の購入に伴う住宅ローンに現在住んでいる家の住宅ローンの残債を上乗せすることができるというものです。
住み替えローンを利用する場合、売却と並行して新しい住宅の購入の手続きも進める必要があります。
そのため、引き渡しのタイミングや決済、売買の相手・金融機関とのスケジュール調整など非常に煩雑です。
また、新しくローンを組むということになるので、金融機関の審査もとても厳しいものとなります。
・任意売却をする！
住宅ローンの支払いが滞ると、任意売却をしなければなりません。
任意売却とは、お金を借りている保証会社や金融機関と相談して、残債務を下回る価格で売却しても抵当権を解除するという方法です。
延滞が続き、債権が回収できないとなれば、抵当権が発動されることになります。
抵当権が発動すると、担保となっているマンションは、競売にかけられます。
競売にかけられると、通常の売却に比べて、とても安い値段となってしまいます。
そのため、競売になる前に任意売却を考えましょう。
今回は、マンションの住宅ローンが残っている状況での売却についてご紹介しました。
一番避けたいのは競売ですよね。
お支払いが大変になってきたら、お早めにご相談ください。